労災保険が適用となるケース

勤務中・通勤中に関連するケガや病気は労災保険がカバーします

仕事関係の予想もしないケガや病気の発生。

無関係だと思っているかもしれないあなたも、ケガや病気をする可能性は考えられます。

「労働災害（労災）」は通勤中や勤務中に起こるケガや病気のことを言います。
このケガや病気について医療機関等かかる場合は「労災保険」が適用されることがあります。

また、整骨院・接骨院でもこのようなケガや病気に対して、労災保険を使用して施術を受けることができる場合があります。

こちらでは、「業務災害」と「通勤災害」の2つについてご紹介しています。

業務中に関する事柄が原因となり、病気・ケガをしてしまうなど予期せぬ災害のことを言います。

保険適用となるためには、業務内容とケガや病気の因果関係を証明する必要があります。

また、「業務時間内に管理者指導により行われていたものか」という点は確認する必要があります。

これには次のような例外もあります。

業務時間に残業と認められず、自主的に業務を行っていた場合です。

基本的には、仕事上で受けた災害が業務災害と認められることになります。
そのため、就業時間外で仕事をしていないときは業務災害と認められないことがあります。

また休憩時間に災害を受けた場合も同じで、業務災害とは認められないことがあります。

通勤途中で受けた災害のことを通勤災害と言います。

通勤途中とは主に、自宅から職場間でケガをしてしまった場合のことを指しています。

通勤災害は通勤途中の災害（ケガ）を対象としています。
そのため、届け出をしている通勤経路から外れていたり、通勤途中に寄り道をするなど、通勤に関係のない私的な行為をした際の災害（ケガ）は、対象から外れるとされています。

次のような例は業務災害の適応となる場合があります。

・スーパーの商品を陳列していたところ、はしごから転落してしまった。
・配達先の床が雨で濡れており、足を滑らせ転倒してしまった。
・工事現場の監督がブロックを持ち上げようとして、ぎっくり腰になってしまった。

次のような例は通勤災害の適応となる場合があります。

・バイクで通勤していたところ、転倒し膝をケガした。
・通勤中、駅の階段で躓き転倒し、手をついた際手首を捻挫した。
・通勤中のバスから降りる際に人に押されて転倒し、打撲をした。

当院での労災に対する施術は主に、電気療法や手技療法を行います。

受傷後は、痛みが強いことが考えられます。

そのため状況に応じて、ハイボルト療法やCMC筋膜ストレッチ（リリース）を行いできるだけ早く痛みを取り除けるように施術していきます。

患者さんの症状に合わせた施術をご提案します。

お気軽にお問い合わせください。

施術期間はどれくらいかかりますか？

患者さんの症状に合わせて施術を行っていきます。
期間もそれぞれ異なりますのでカウンセリング時に目安をお伝えさせていただきます。
健康保険を使用してもかまいませんか？

労災で健康保険の使用はできませんので、必ず労災手続きを行ってください。
通勤中に足を捻挫したのですが、健康保険の対象になりますか？

通勤中のケガは、労災保険が適用となります。